初めてワシントンDCで電車に乗ったとき、路線の多さやチケットの買い方に少し戸惑いました
でも慣れてしまえば、車がなくても観光や生活にとっても便利な交通手段!
この記事では、ワシントンDCの電車(Metrorail)の乗り方、チケット購入方法、路線の特徴や注意点まで、在住者の目線で分かりやすく紹介します

この記事を読めば、初めてDCを訪れる方もメトロを使って、スムーズに移動できるようになります!
ワシントンDC メトロ(Metrorail)の基本情報
DCメトロの路線情報
ワシントンDC内からバージニア州・メリーランド州につながる全部で6つの路線があります

DCメトロの治安は?
海外の鉄道を利用する前に気になるのが、「治安」。便利でも治安が心配だと、利用できないですよね
DCメトロの治安は「かなりいい方」だと思います
車内も綺麗で、家族連れの方も多く乗っているので、日本の電車に近い感覚で安心して利用することができます

今まで何度も利用し、夜遅い時間も乗ったことがありますが、怖さを感じたことはありません
DCメトロのチケット | SmartTripカード
ワシントンD.C.のメトロでは、日本のような紙の切符ではなく、ICカード(SmarTrip)やアプリを使って改札を通るのが基本です
SmartTrip(スマートリップ)カードとは?

SmarTripカードは、メトロやバスで使えるICカード型の交通カードです
- 日本でいうSuicaやPASMOのようなもの
- 地下鉄・バス共通で使える
- チャージして使うプリペイド式
SmartTripカードの購入方法は?
駅の券売機で購入
各メトロ駅にある券売機でSmarTripカードが購入できます!
タッチパネル式で、操作はシンプル。現金またはクレジットカードで支払い可能です
アプリでモバイル版SmartTripを購入
SmartTripのアプリから、カードを購入できます
駅でカードを買う必要がないので、スマホだけで乗れるのが便利!
空港・売店などで購入
Reagan空港など、一部の売店でもカードタイプのSmarTripを販売しています

駅券売機での購入が一番分かりやすいと思います!
DCメトロの料金システムは?
ワシントンD.C.の地下鉄(Metrorail)は、「距離」と「時間帯」で料金が変わる仕組みです
初めて乗るときは少しややこしく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば難しくありません!
距離制運賃システム
メトロの料金は、乗った距離に応じて金額が変わります
駅に入るときと、出るときの情報で、自動的に料金が計算されます
- 短距離:$2.00前後
- 中距離:$3〜4
- 長距離(郊外まで):$6前後になることも
例えば:
- Dupont Circle(中心地)→ Smithsonian(中心地)なら約$2
- Vienna(郊外)→ Metro Center(中心地)ならピーク時で$5.40程度
駅に入るときと出るときに日本と同様改札にカードをタッチします

時間帯によっても料金が変わる
さらに、利用する時間帯(ピーク・オフピーク)によっても運賃が異なります
時間帯 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
ピーク時 | 高い($2.25~$6.00) | 平日7:00~9:30、15:00~19:00 |
オフピーク時 | 安い($2.00~$3.85) | 上記以外の時間帯と土日祝日 |

週末はお得に乗れて、さらに4th of Julyというアメリカの独立記念日ではなんとタダになります!
▼ 4th of JulyのワシントンDCの様子
どのくらいの料金か調べたいときは?
各駅にある券売機上部に記載の料金表で確認することができます
また、WMATAの公式ページからも確認することができます

一日乗車券やお得なパスもあり
複数回乗る予定の方は、1日・7日パスを検討してみてもいいかもしれません
種類 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
1日パス | $13 | 1日乗り放題(バス含む) |
7日アンリミテッドパス | $58 | 通勤や長期滞在におすすめ |
7日ショートトリップパス | $38 | 1回あたり$2以内の乗車なら乗り放題(短距離向け) |

私は乗車前に、料金表を確認して必要な分だけチャージして利用しています
チケットの購入方法 | 画像付きで手順を紹介

改札の前にある券売機でチケットを買うことができ、SmarTripカードもここで発行できます
画面には操作方法がわかりやすく表示されるので、初めてでも心配いりません!
① 購入するチケットの種類を選択

まず、券売機の上部にある液晶画面から購入したいチケットの種類を選びます
SmarTripカードを購入する場合は「A」ボタンを押してください
その後、最初にチャージする金額を選ぶ画面に進みます。画面下の$マークがついたボタンを上下させて金額を調整できます
- SmarTripカード本体:$2
- 最低チャージ金額:$2
☛ カード1枚あたり最低$4必要になります
② 支払い | クレジットカード or 現金

支払いはクレジットカードまたは現金が利用できます
クレジットカードを使う場合は、券売機右側にある読み取り機にカードを挿入して支払います
③ チケットの受け取り

支払いが完了すると、購入したSmarTripカードやチケットは券売機の右側から出てきます
SmatTripカードのチャージの仕方
2回目以降、SmarTripカードにチャージしたいときは、券売機の中央にある「SmarTripカードのマークがついた場所」にカードをかざします

カードが読み取られると、画面にチャージメニューが表示されます
あとは希望の金額を選び、クレジットカードまたは現金で支払えばチャージ完了です
ワシントンDCメトロ乗る前に覚えておきたい注意点
メトロ車内は飲食禁止
いわゆる“海外の電車あるある”ですが、メトロ車内での飲食は禁止されています
持ち込み自体は問題ないですが、水を飲むのも一応NGとされているのでご注意ください
乗り物酔いに注意!
日本の電車に比べると揺れが大きく感じます
乗り心地はよくないので、乗り物酔いしやすい方は、座席を選ぶ・前を向いて座るなど、少し工夫すると安心です

私は乗り物酔いしやすいので、1時間くらい乗ると少ししんどいです。。
ワシントンDC電車利用のメリット
注意点をいくつかご紹介しましたが、ワシントンDCでは電車(メトロ)を利用するメリットも大いにあります
DC中心部は車ではアクセスしづらい
DC中心地では車両の進入規制や一方通行が多く、目的地にたどり着くまで時間がかかることが少なくありません
中心地は道路も日本のように狭く、信号や歩行者も多いため、車で移動するのは意外とストレスがかかります
DC中心部は駐車料金も高い
駐車場の料金は高めで、例えば8時間停めると安くても$25程度かかります
その点、メトロなら週末は夫婦2人で往復$10程度で移動できるため、コスパも良好です
また、アメリカでは駐車場のトラブルや料金の誤請求も多いので、その点から見ても安心です

所要時間は車とメトロでそれほど変わず、駐車場探しの手間・料金・運転のストレスなどを考えると、「電車で行く」という選択は、かなり合理的だと思います
▼ ナショナルズパークにも電車で行きました
▼ 駐車場の探し方はこちらをご覧ください
DC観光に便利なメトロの駅
Smithsonian Station(メトロ スミソニアン駅)
<近隣の観光スポット>
- 国立博物館
- ワシントン記念塔
- スミソニアン博物館群
スミソニアン駅は、ワシントンDCを代表する観光スポットの中心に位置する駅
国会議事堂とワシントン記念塔のちょうど中間地点にあり、周辺にはスミソニアン博物館群や美術館も多く、観光の拠点としてとても便利です
駅を出るとすぐに広がるナショナルモールの風景に、思わず「ワシントンDCに来た!」と実感すること間違いありません
McPherson Square Station
<近隣の観光スポット>
- ホワイトハウス
ホワイトハウスを訪れる際には、このMcPherson Square駅は便利なアクセス拠点です
国会議事堂からホワイトハウスまでは徒歩で行けなくはありませんが、実際にはかなり距離があるため、電車での移動も検討する価値があります
観光ルートを効率よく回りたい方には、途中でメトロを活用するのがおすすめです
Washington Dulles International Airport Station
日本からの直行便も発着しているダレス国際空港(IAD)には、メトロ・シルバーラインが乗り入れています
空港からDC中心部までは約1時間と少し時間はかかりますが、乗り換えなしの1本でアクセス可能なのは大きな魅力です
「空港=車やシャトルバス」というイメージが強いアメリカですが、公共交通で都心まで行ける手軽さは、特に旅行者にとってありがたい存在です
Ronald Regan Washington National Airport Station
日本からの乗継便やアメリカ国内線を利用する方は、レーガン空港(DCA)を使うことも多いかと思います
レーガン空港にもメトロの駅が直結しており、電車でDC中心部までスムーズにアクセス可能です
ダレス空港に比べて市内に近く、所要時間はおよそ20分程度。初めての方でも移動が簡単なので、観光にもビジネスにもとても便利です
まとめ | ワシントンDCメトロは便利!
車社会のアメリカの中では、ワシントンDCはメトロがかなり発展している都市です
電車内も綺麗で、ニューヨークの地下鉄と違って日本人でも安心して乗ることができます
この記事が、これからワシントンDCを訪れる方々のお役に立ちますと幸いです
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