渡米したばかりの頃、私は友達もおらず、夫は出張続き…ひとりで過ごす時間が多く、孤独を感じていました
そこで、お友達が作れそうなコミュニティを探していたところ、街の図書館で開催されている無料のESLを発見!
今年(2025年)の6月で通い始めてちょうど半年が経ち、生活に充実感が生まれました
そこでこの記事では、図書館のESLでの授業・雰囲気について体験談をもとにご紹介します!

この記事を読むと、アメリカの図書館のESLのイメージが掴めます
ESLとは?
ESL(English as a Second Language)は、英語を母語としない人向けの英語クラスのことです
アメリカの多くの図書館では、地域住民向けにESLクラスを開催しており、レベルや目的に応じた内容が用意されています
例えば、私が住んでいるワシントンDC近郊エリアでは、以下のようなクラスが用意されています
- 会話中心クラス(初級~上級):日常英会話の練習
- 文法クラス:基礎からの文法学習
- 発音・リスニングクラス:聞き取りと発音練習
- 読み書きクラス(初級~上級):リーディング・ライティング力アップ
クラスの多くは集団授業ですが、少人数クラスがあったり、先生と1対1で学ぶマンツーマンクラスがあったりと、形式も多様です

私が住んでいるエリア周辺の図書館では、対面型に加え、オンラインクラスもあります!
図書館ESLの魅力

私が感じている、図書館ESLの魅力は以下のとおりです
無料または低価格
ほとんどのクラスが無料です
クラスによっては事前予約が必要ですが、予約不要のクラスもあり、気軽に参加することができます
私の先生は、前職でコミュニティカレッジの英語教師をしており、現在は定年退職されて、図書館でボランティアとして英語を教えているそうです
通いやすい
地元の図書館なので、車やバスですぐに通える場所が多いです

渡米直後は特にひとりで運転することが不安だったので、家から10分ほどのドライブで通えるのは助かりました(涙)
国際交流の場
私が通ったクラスには、スペイン、ドイツ、韓国、中国、メキシコ、インド、イランなど世界中からの参加者がいました
授業を通して、多国籍な知り合いができ、他国の文化を知る機会にもなります
実践的な英語
ネイティブの先生から実践的な英語を学ぶことができています
授業で扱うテーマだけでなく、授業前のアイスブレイクや雑談からも学びがたくさんあります
私自身、以前はちょっとした会話の返しやリアクションがワンパターンになりがちでしたが、先生やほかの生徒さんとのやり取りを通して、自然な言い回しやボキャブラリーを増やせたと感じています
ESLの検索方法・参加方法
参加方法は図書館によって異なるかと思いますが、ご参考までに、私がESLを見つけた方法、ESLへの参加方法をご紹介します
- ネットで「お住いの地域名」+「ESL」または「English class」を検索
→ クラスを見つけたら、日程、場所、レベルを確認 - 予約が必要かチェック
→ 多くは予約不要で直接参加OK - 持ち物
→ ノートとペン - 費用
基本無料(教材費も不要の場合が多い)
私の体験談(半年通ってみて)

私は「Conversation Class(Intermediate)」というSpeakingに重きを置いた1時間のクラスを週に1回、半年通いました
結果、友達ができて、外に出るきっかけにもなっているので、行ってよかったと思っています!
このESLのおかげで英語力が爆発的に上がったかと言われればそこまでではないですが、良い英語の勉強になっていることは間違いなく、良い先生にも巡り合えたので、とても満足しています

今通っているクラスのほかにも2クラスほど受講しましたが、レベル感や授業内容がしっくりこず、、根気強く自分に合うクラスを見つけるのも大事だと思いました
授業内容
私が受講しているのは、「議題に対して、自分の意見を話す」というクラスです
先生が自作のプリントを用意してくれて、そこに書かれている議題について、自分の意見を英語で話します
具体的な流れは以下のとおりです
- 2分程度で自分の意見をプリントに書く
- 隣の人とペアになって、各自お互いの意見を発表しあう
- それが終わったら、皆に自分のペアだった方はどういう意見を持っていたか発表する
議題は回によって異なりますが、過去にあった例は「男性は論理的で、女性は感情的であるという固定観念は、正しいと思うか?またその理由」「旅行をするなら、何日間の旅行があなたにとって最適ですか?またその理由」などといったものです
参加している他の生徒さんについて
1授業あたり、大体3-10名ほどの生徒さんが参加しています
年齢は大体35~60歳くらいの方が多いです
私が通っているクラスには、スペイン、ドイツ、韓国、中国、メキシコ、インド、イランなど世界中からの参加者がいました(意外と日本人は1人しか見かけたことがありません)
1回行ったからといってそのクラスに毎週行かなければいけないわけではないので、毎週生徒が入れ替わっています
中には私のように一定期間通い続けている方もいるので、何度か顔を合わせているうちに段々仲良くなりました

今では、授業終わりにカフェに行ったり、互いの家を行き来している友達ができました!メキシコ出身の方なので、メキシコの文化についても色々教えてもらって楽しいです
授業の雰囲気
私が受講しているクラスは、大きめの四角いテーブルを囲むように座るスタイルで行われています
学校の教室のような形態ではないので、カジュアルで発言しやすい雰囲気です!
先生が話している途中でも、わからない英単語について質問したり、先生の会話を広げたりする生徒さんもいて、活発な雰囲気があります
先生は生徒全員が発言できるようにそれぞれに話を振ってくれるので、自分からグイグイ話に割り込むことができなくても、自然と会話に入ることができます。とても良い先生です
まとめ|アメリカの図書館ESLは最高の学びの場
アメリカの図書館ESLは、無料で英語を学べる最高の環境です
無料なので語学学校へ通うほどのハードルがなく、近所で友達を作りたい人には特におすすめできます
地域差はあるかと思いますが、この記事がこれからアメリカで英語教室をお探しの方、お友達を探している方のご参考になれば幸いです
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