車社会のアメリカでは、出張や旅行の際に車を運転できると移動がぐっと便利になります。ただ、実際にレンタカーを予約しようとすると、手順や用語に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アメリカの大手レンタカー会社「Avis(エイビス)」を例に、予約方法を実際の画面付きでわかりやすく解説します。これから渡米予定の方や、現地での車の手配を検討している方の不安が、きっと解消されるはずです。
Avisでレンタカーを予約する手順
① 借りる住所、日時を入力
まずはAvis公式サイトにアクセスして、トップページに表示される検索フォームに情報を入力します。


入力が必須なのは以下の項目↓
- Pick-up Location(ピックアップ場所):車を受け取る場所を入力します。空港や都市名、ZipコードでもOKです。
- Pick-up Date / Time(借りる日・時間):渡米するスケジュールに合わせて設定します。
- Return Location(返却場所):基本的には借りた場所に返却しますが、「別の場所に返す(One Way)」も選べます。
- Return Date / Time(返却日・時間):利用予定に合わせて入力しましょう。
- Age(年齢):運転者の年齢を入力します。25歳未満の場合は「ヤングドライバー料金」が発生することがあるため、正確に入力しましょう。
- Residency(国籍):「Japan」など、自分の国籍・居住国を選択します。表示される保険オプションなどに影響します。
入力が完了したら「Select My Car」のボタンをクリックして、次のステップへ進みます。
出張者の方で会社でWizard NumberやDiscount Codesがある場合は、この画面で忘れずに入力しましょう。
② 車種クラスの選択

検索結果の画面では、利用可能な車種クラスが一覧で表示されます。コンパクトカーからSUV、ミニバン、ラグジュアリーカーまで、アメリカならではの豊富なラインナップから選べますが、特定の車種を選択することはできません。
車種クラスごとに以下の情報が確認できます:
- 車のタイプ(例:Compact, SUV, Full-sizeなど)
- 料金(1日あたり or 合計)
- 乗車人数/荷物の目安
- 燃料タイプ(多くはガソリン)
最安の「Economy」クラスは価格重視の方に人気ですが、日本車は少なめ。過去にはTheアメ車といったこんな車に当たったことがあります。車高が低いのに、車幅が広く非常に運転しにくかったです(笑)

運転のしやすさや安心感を含めると、おすすめは「Intermediate」クラス。価格差はそれほど大きくないのに、日本車のラインナップも多いです。トヨタのカローラやマツダのCX3, CX30など日本人にもなじみのある車種が多く見られます。
希望の車種が決まったら、「View Rates」のボタンをクリックして、オプション選択の画面へ進みましょう。
基本は新しいモデルの車が多く、最安クラスでも機能としては十分ですが、慣れないアメリカでの運転では、馴染みのある日本車だと安心感は段違いです。
③ 支払いタイミングを選ぶ

車種を選んだあと、このようなポップアップ画面が開きます。
オンライン予約時に支払いを済ませる「Pay Now」プランを選ぶと、最大30%オフになることも。ただし、キャンセル時には以下のキャンセル料が発生します:
- 24時間前までのキャンセル:$50
- 24時間以内のキャンセル:$150
- キャンセル連絡なしで受け取りに来なかった場合:全額負担
一方で、「Pay Later(現地払い)」を選べば、直前まで無料キャンセルが可能ですが、割引は適用されません。
- 日程が確定していて確実に借りる予定であれば、「Pay Now」がお得
- 「Pay Now」で時間の変更は無料でできる
- 予定自体がキャンセルになる可能性がある方は「Pay Later」を選んでおくと安心
④ 保険の選択 | 種類とプランは?

Avisでレンタカーを予約する際は、いくつかの保険オプションを追加で選択できます。内容を理解したうえで、必要なものを選びましょう。
▶ 主な保険の種類
- LDW(Loss Damage Waiver)/CDW(Collision Damage Waiver)
→ 車両の損傷・盗難に対する補償(免責額なしにできる場合も) - LI(Liability Insurance)/追加自動車損害賠償保険
→ 対人・対物など相手側への損害に備える保険 - PAI(Personal Accident Insurance)
→ 運転者・同乗者の傷害保険。医療費補償を含む。 - PEC(Personal Effects Coverage)
→ 車内の持ち物(カバンやカメラなど)の盗難や損傷に備える保険。
クレジットカードの海外旅行保険でカバーされている項目もあるので、カード会社の保険内容を事前に確認しておくと、現地で不要な保険に加入せずに済みます。
また、勤務先が法人契約で保険を包括している場合もありますので、出張で利用する場合は社内ルールの確認も忘れずに。保険を選択する前に、クレジットカードに付帯する保険を確認してみましょう。保険が付帯している場合は、ここで選択する必要はありません。
「Proceed to Review」のボタンをクリックして先に進みます。
⑤ 個人情報の入力

ここまで来たら、あと一歩で予約完了です。
最後に、以下の個人情報をフォームに入力しましょう:
- 氏名(パスポートと同じ英字表記で)
- メールアドレス
- 電話番号(日本の番号も可/アメリカ滞在中の番号があればベター)
- ドライバー情報(運転者の氏名、年齢 など)
※Avisのアカウントを持っている方はログインしておくと、入力が簡単になります。
入力後、「Confirm Reservation(予約を確定)」ボタンをクリックすれば完了です!
この後、登録したメールアドレスに予約確認メールが届きます。内容を保存・印刷しておくと、現地での受け取りがスムーズです。
まとめ
アメリカでレンタカーを利用する際は、事前の予約・保険の選択など、いくつかのポイントを押さえておくことで、当日の手続きがスムーズになります。
今回は、レンタカー大手「Avis」を使った予約方法を具体的にご紹介しました。初めての方でも実際の画面を見ながら進めれば、迷うことなく手配できます。
この記事が、これからアメリカ出張や旅行でレンタカーを借りる予定の方の参考になれば幸いです。
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