渡米前に「お金の準備」は必須!アメリカでの新生活をスムーズにスタートさせるために、渡米前の「お金の準備」はとても大切です。
この記事では、実際に渡米して感じた「持ってきて良かった!」「これがあればよかった…」という視点から、日本で準備しておくと便利な銀行口座とクレジットカードをご紹介していきます。これから渡米する方の不安が少しでも解消され、安心して新生活を始められるようなヒントになれば嬉しいです。
なぜ銀行やクレジットカードの準備が重要なのか?

1. 現地での生活立ち上げにお金は必須
- 家や車の契約、家具の購入、デポジットなど、最初の1〜2ヶ月は出費がかさみます。
- でも、アメリカの銀行口座がないと支払いや給与の受け取りができないことも。
2. 現地での口座・カード発行には時間がかかる
- アメリカでは、クレジットカードや銀行口座の開設にソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)や住所が必要になる場合が多く、取得まで数週間〜数ヶ月かかることもあります。
- また、アメリカではクレジットヒストリー(与信履歴)がないとカード審査に通らないことも…。
渡米前に準備しておいて良かったこと3選

アメリカ生活をスムーズに始めるために、私が日本にいる間に実際に準備しておいた「お金まわり」の3つのことをご紹介します。どれも現地での生活で本当に役に立ったので、これから渡米する方に参考になれば幸いです。
- U.S. Bankの口座開設
- ANA USAカード取得
- 日本でのAmex Goldカード発行
U.S. Bankの口座開設
アメリカでの生活をスタートさせるうえで銀行口座の開設は最優先事項のひとつです。家賃の支払い、給与の受け取り、光熱費の引き落としなど、日常のあらゆる場面で銀行口座が必要になります。
しかし、現地で口座を開こうとすると、
- SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)の提出が必要
- 現地住所の証明書類が求められる
- 英語でのやりとりに不安がある
といった壁があり、渡米直後のバタバタの中での口座開設はかなりハードルが高いのが実情です。
▶日本にいながらU.S. Bankの口座を開設する方法
私が実際に利用したのが、三菱UFJ銀行の「海外口座ご紹介サービス 《U.S. Bankへのお取り次ぎ》」。このサービスを通じて、日本にいる間に口座開設の手続きを完了させることができました。
✅ 主なメリット:
- 渡米前に口座番号を取得できる
- 日本から生活資金を送金しておける
- 渡米直後に給料の受け取りが可能
- 公共料金や家賃の引き落としにもすぐ対応できる
デビットカードも同時に作成することができますが、実際のところ、私は次に紹介するANAカードをメインで使用していたため、デビットカードを使う機会はあまり多くありませんでした。それでも、VISAとMasterCardの2種類のカードを手元に持っていたことは、精神的な安心材料になりました。
ANA USAカードの発行手続き
ANA USAカードは、全日空が提携しているアメリカ発行のクレジットカードです。日本に住んでいるうちにオンラインで申請ができ、SSNがなくても発行可能な点が大きな魅力です。アメリカ渡航前にクレジットカードを手に入れられる貴重な選択肢の一つです。こちらから手続きが可能です。
🏦 U.S. Bankの口座と連携してスムーズに使用開始
私自身、このANA USAカードを渡米前に申請&取得し、U.S. Bankの口座(Checking Account)と紐づけて使用しました。これにより、アメリカ到着直後からスムーズにカード払いができ、生活立ち上げ時の支払いで非常に助かりました。
正直なところ、ポイント還元率はあまり高くありません。しかし、
- 渡米前に取得可能
- SSNが不要
- 日本語サポートあり(安心感)
- 初期の与信審査がゆるやか
といった点を考えると、「とりあえず一枚目のクレカ」としては非常に使いやすいカードです。
ちなみに私は、最寄り空港への日本からの直行便はANAしかなく、ANAのポイントを貯めようと思っていたので、ANAカードを選びましたが、JALも同様のサービスがあります。
American Express Gold Cardの発行
American Express Cardにはヒストリートランスファーというサービスがあり、日本のクレジットヒストリーをアメリカに引き継ぐことが可能です。そのため、AmexのGold以上のカードを持っていない方には、渡米前に日本でカードを発行しておくことをおすすめします。
🔄 ヒストリートランスファーとは?
以下の条件を満たすと、日本でのAmexの利用履歴をアメリカの審査に活用できます:
- 日本で3カ月以上Amexカードを利用
- Goldカード以上のグレードを保持
これにより、アメリカ国内でのクレジットヒストリー(与信履歴)がない状態でも、比較的スムーズにクレジットカードを発行できる可能性があります。
❌ 実際に申し込んでみた結果…
渡米後住所が決まってから、意気揚々とAmex Goldの申し込みを行いましたが…
→ オンライン申請が拒否される。
→ Amexに何度問い合わせても、たらい回し。
→ カスタマーサービスはTHE アメリカンといった感じで、精神的にかなり疲弊しました。
原因ははっきりとは分かりませんが、おそらくSSN未取得の状態ではクレジットトランスファーができないのでは。と思います。
✅ 結果的にはSSN取得後にスムーズに発行
いったん気持ちを切り替えて、SSN取得後にオンラインから再申し込みをしたところ、無事審査が通り、渡米後2カ月程で無事カードを受け取ることができました。
- ANA CardとUS Bankは日本人のカスタマーサポートがあり、非常に安心
- Amexは日本とアメリカのサービスが完全に分断されており、アメリカ人のサポートしか受けれず、対応に苦戦
日本人のカスタマーサポートはすごい!
アメリカへの送金方法

渡米後に「日本の口座にあるお金をどうやってアメリカに送るか?」は、多くの人がぶつかるポイントです。多くの銀行は「海外送金手数料無料」など謳っていますが、実際は為替レートに手数料が載せられていて、決してお得とは言えないのが現実です。
私もいろいろ調べた結果、最終的に選んだのがWiseでした。
▶ Wiseってどんなサービス?
Wiseは、実質コストが非常に安く、スピーディーに海外送金ができるフィンテックサービスです。近年、駐在・留学・移住者の間で急速に人気を集めています。
- 為替手数料がとにかく安い(銀行の1/4〜1/10)
- 「実際の為替レート(ミッドレート)」で両替できる
- 送金スピードが速く、1営業日以内に着金することも多い
- アプリでリアルタイムに送金状況を確認できて安心
私も日本の口座からアメリカの銀行口座に送金する際、Wiseを利用しましたが、初回登録も送金操作もシンプルでした。
特に、現地の銀行口座が開設できたあとにWiseで送金できるようにしておくと安心です。送金先の口座情報(SWIFTコードなど)がわかれば、簡単に登録できます。
▶ 注意点も少しだけ
- 初回登録時に本人確認書類(マイナンバー、運転免許証など)の提出が必要
- 送金限度額や手数料は国・通貨・金額によって変動する
とはいえ、手数料や利便性を考えると、一般的な銀行送金よりも圧倒的にお得です。
アメリカ渡米直後は、生活立ち上げのため、多くの日本円をドルに変換する必要があります。その点で、Wiseの海外送金サービスでは、自分の資金を無駄なくスムーズに移動できるため、本当に頼りになる存在です。
まとめ
アメリカ生活の最初の数カ月は、現地の制度や文化に慣れるだけでも大変です。だからこそ、お金まわりの準備は渡米前にできる限り整えておくのがベスト。
私の経験が、これから渡米される方のお役に立てば幸いです。
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