渡米後すぐの生活、困ったのが「寝る場所」でした。日本からベッドを船便で送ったものの、すぐには届きません。予想以上に長く、家の契約も終わりホテルを出ることになったため、急いで寝具を用意することに。
この記事では、実際に使ってみてよかった仮寝具と、そのメリット・デメリットを体験ベースでご紹介します。これから渡米する方、家具が届くまでの生活に不安がある方はぜひ参考にしてください。
船便にかかる日数は?実際にかかった期間と注意点
引っ越しの荷物は「航空便」と「船便」に分けて送りましたが、どちらもそれなりに時間がかかります。特にベッドや家具などの大きな荷物は船便で送るしかなく、どうしても到着までに時間がかかるのが現実です。
我が家の場合、なんと船便の到着までにかかった期間は約3か月!
- 日本からの発送日:3月30日
- アメリカの自宅に届いた日:7月3日
幸いにも、物が壊れるなどの配送中のトラブルはなかったものの、通関や配送の手続き、関税の処理なども影響し、当初聞いていた日数より遅延しました。
航空便と船便の仕分けは超重要!
また、航空便と船便の仕分けは意外と悩むところですが、寝具や調理道具など生活に直結するものはできるだけ航空便へ入れるのがおすすめです。
私は正直なところ、渡米前の準備はバタバタで、航空便に何を入れたかさえうろ覚えでした。。「掛け布団やシーツは航空便に入れたはず!」と思っていたのに、いざ開封すると入っておらず、使い道のないカーテンが入っていました(笑)
渡米前はバタバタしがちですが、航空便と船便を慎重に仕分けしておくと、現地での生活の立ち上げが格段に楽になります!
渡米直後に買った【応急寝具】
① エアベッド
船便が届くまでの間、まず私が最初に用意したのがエアベッドでした。日本ではキャンプ用のイメージが強く、普段使いする機会はほとんどありませんが、アメリカではスーパーでよく売られています。
▶ エアベッドのメリット
- 空気で膨らませるだけなので組み立て不要
- 家具がない部屋でもすぐ寝られる
- WalmartやTargetなどで購入可能で探しやすい
安いエアベッドはすぐ空気が抜けると聞き、少しいいものをということで、$100の電動エアベッドをWalmartで選びました。

こちらが当時の室内です。何もない状況部屋にエアベッドがひとつ。さらに航空便には掛け布団ではなく、敷マットが入っていたため、敷マットを掛け布団にして寝ていました。。

▶ 実際に使って感じたこと
エアベッドの寝心地はとてもいいとは言えないというのが感想でした。寝返りが打ちづらく、動くたびに揺れ、更に空気も徐々に抜けていくので、非常に寝にくかったです。
② 折り畳みマットレス
エアベッドの寝心地が悪すぎたため、次に試したのが折り畳みマットレスです。これは、日本でいう「敷布団」にとても近い寝心地で、慣れ親しんだスタイルで寝たい方におすすめです。
▶ 折り畳みマットレスの魅力
- 地べたに敷くだけでOK、手間いらず
- エアベッドよりも安定感があり、沈みにくい
- 日本の布団に近く、腰が痛くなりにくい
- 軽くて収納もしやすく、省スペース
- 三つ折り・四つ折りできるタイプが多く、来客用にも便利
我が家では現在も、このマットレスを来客用ベッドとして保管しており、重宝しています。

▶ 実際に使って感じたこと
- エアベッドより寝心地◎
- 地面との距離が近い分、冬場は寒さ対策が必要
- 折りたたんで収納できるので、来客用・予備用にも最適
空気で膨らませるエアベッドと違い、安定感が抜群でぐっすり眠ることができました。
エアベットは手に入りやすいが、寝心地はいまいち。。折り畳みマットレスが断然おすすめ!
仮寝具購入時の注意点
サイズに注意!日本の「シングル」とは違います
私は最初シングルサイズを購入したのですが、幅がとても狭く、ちょうど肩幅ほどの細さでした。アメリカの寝具サイズは日本と大きく異なるようで、買ってから後悔しないためにも、購入前にインチ表記でサイズ確認を!
アメリカの呼び名 | アメリカサイズ(幅×長さ)(cm) | 日本サイズ(幅×長さ)(cm) | 備考 |
---|---|---|---|
Twin | 約 99 × 190 | 約 97 × 195(シングル) | 幅・長さともにほぼ同等(若干アメリカが広め) |
Twin XL | 約 99 × 203 | 該当なし | 長身向け・学生寮でよく使われる |
Full(ダブル) | 約 137 × 190 | 約 120 × 195(セミダブル) | 日本のセミダブルよりやや広め |
Queen | 約 152 × 203 | 約 140 × 195(ダブル) | 2人用として人気、日本のダブルより広い |
King | 約 193 × 203 | 約 160 × 195(クイーン) | 圧倒的に広く、部屋に余裕がないと置けないサイズ |
California King | 約 183 × 213 | 該当なし | 特に縦が長い。アメリカ西海岸で人気 |
オンラインでしか買えないことが多い
エアベッドと違い、折り畳みマットレスは店舗で見かけることはほとんどありません。
結局アメリカのAmazonで購入しましたが、渡米直後にAmazonで買い物をするのにも、色々と苦労があり、2度アカウントを停止されるなどがあり、2か月程した後ようやく購入することができました。これについては、また記事を書きたいと思います。
渡米直後のオンラインショッピングには、アメリカのクレジットカードがないと、色々とトラブルが生じます。渡米直後のクレジットカード運用については、以下の記事をご覧ください。
アメリカでの返品は簡単!でも注意も必要
▶ 基本的な返品方法はとてもシンプル
アメリカは「返品が簡単」と言われる国。実際に私も体験して、次のような流れでした:
- オンラインで返品手続きをする
- 表示された返品ラベルを印刷して箱に貼る
- UPSに持ち込むだけで完了!
- 店に届いた直後に「返品完了」の通知メールが届き、すぐに返金されました
とてもスムーズで、最初は「本当にこんなに簡単なの!?」と驚いたほどです。
▶ エアベッドは返品できなかった…
ただし、全ての商品が返品できるわけではありません。 特に注意したいのがエアベッドです。折り畳みマットレス購入後不要になったのですが、返品することができませんでした。
- 開封・使用済みのエアベッドは基本的に返品不可
- Walmartでは、「返品はできないけれど、新品との交換はOK」と案内されました
- 結局、新しいエアベッドと交換はしましたが、今もクローゼットで眠ったままです(笑)
まとめ
渡米してすぐの生活では、船便の到着を待っている間に「どこで・どうやって寝るか?」が大きな課題でした。今回ご紹介したように、折り畳みマットレスはとてもおすすめな応急寝具です。
この記事が、これから渡米される方の不安を少しでも減らし、スムーズな生活スタートの助けになれば幸いです。
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