アメリカの生活に欠かせない家庭用乾燥機(dryer)
とても便利で助かっていますが、私は渡米直後に思わぬトラブルに遭遇しました
なんと、1時間以上乾燥機を回しても洗濯物が乾かず、生乾きのまま…。洗濯物の量を調整したり、ほこりを取り除いても状況は変わらず、、、
そこで、本記事では乾燥機の使い方と、我が家で起きたトラブル解決方法をご紹介します

この記事を読めば、アメリカの乾燥機を使いこなせるようになります!
アメリカでは外干しをしない?
アメリカでは、景観の保護や近隣への配慮、安全面などの理由から、洗濯物を外に干す習慣がほとんどありません
多くの住宅には乾燥機が標準で備え付けられていて、洗濯後は乾燥機で乾かすのが一般的です

実際、私自身もアメリカに来てから外干ししている家庭を一度も見かけたことがありません
私の場合は、乾燥機が使えない衣類だけを室内干しし、それ以外はすべて乾燥機で済ませています
室内干しには、日本から持ってきたアイリスオーヤマの物干しスタンドを使っています。使い勝手がよく、重宝しています
我が家のElectrolux洗濯機:基本構造
我が家に備え付けられているのは、Electrolux(エレクトロラックス)の以下のモデルです
容量が大きく、日本で使っていたものより一回の洗濯量が圧倒的に多いです
商品名:Front Load Electric Dryer with 5 cycles – 8.0 Cu. Ft.
公式サイト:https://www.electrolux.com/en/p/Owner-Support/Model-Support/EFDE317TIW

8.0 Cu. Ft.ってどのくらいの容量?
「Cu. Ft.(キュービックフィート)」はアメリカでの容量の単位。8.0は約225リットルに相当し、日本の一般的な乾燥機(約5kg程度)と比べると、2〜3倍のサイズです。毛布やシーツも一気に乾燥できます
アメリカの乾燥機の使い方 3ステップ
使い方は以下のとおり。我が家は「Normalモード、TempはNormal、Dry timeはauto」で乾燥をかけることが多いです!
①乾燥機に衣類を入れて、モードを選択する
電源を入れたら、「cycles」ボタンを押して、乾燥をかけたいものに合ったモードを選びます

time dry:時間指定乾燥(任意の時間を設定して乾燥)
heavy duty:強力乾燥(厚手の衣類や重たい素材向け)
towels:タオル用乾燥
normal:標準乾燥(普段着などの日常使いの衣類向け)
delicates:デリケート乾燥(薄手素材など熱に弱い衣類向け)
②必要に応じて、オプションを選ぶ
それぞれのボタンの役割は以下のとおりです

▶ temp(温度)
high:高温
normal:標準
air dry:送風のみで乾かすモード(加熱せず、常温の空気で衣類を乾燥させるので、衣類が縮むのを防ぎたいときや、熱に弱い素材に最適)
▶ dry level(乾燥レベル)
high:最も乾燥させる設定(厚手のタオルやジーンズなど、水分を多く含んでいる衣類に適している)
normal:標準
damp:少し湿った状態で止まる設定(生地の縮みを防いだり、アイロンがけ前のワイシャツなど「完全乾燥させたくない」ときに便利)
▶ dry time(乾燥時間)
auto:自動
60 min:60分
30 min:30分
▶ options(オプション)
wrinkle release:乾燥機の中で 温風または冷風を短時間あてて、衣類のしわを軽減するモード
eco:省エネ運転モード
lock:操作ロック(操作ボタンや設定をロックして誤操作を防ぐ機能)
③ スタートボタンを押して乾燥開始
すべての設定が完了したら、スタートボタンを押します
アメリカの乾燥機の注意点
フィルター掃除をする
乾燥機を使用したあとは、Lint Filter(糸くずフィルター)にほこりが溜まるので、毎回フィルターからホコリを取り除きます
これを怠ると、乾燥効率が落ちたり、火災の原因になることもあります

私はフィルター掃除さぼり気味..3度の乾燥に1度しかしていません><

ちょっぴりめんどくさいよね
我が家の乾燥機は、ドア下部分にフィルターがついています!

上に引きだすと、フィルターを取り外すことができます

デリケートな衣服は取り除く
私は、洗濯後に乾燥機に入れずに取り出すつもりだったニット素材の服を、うっかりそのまま乾燥機にかけてしまい、縮ませてしまったことがあります(大ショック!)
それ以来、乾燥機にかけたくない衣類は、大容量タイプの洗濯ネットに入れて洗濯することで、予防しています
洗濯物が乾かない!? トラブル体験談と原因
アメリカ生活で欠かせない乾燥機ですが、ある日突然「乾燥がまったくできない」トラブルに遭遇しました
時間をかけて何度回しても、洗濯物が冷たく湿ったまま。機械の故障かと思い、修理業者の方にみてもらったところ、原因は思わぬところにありました
原因①:通気口(Vent)の外蓋が閉まっていた
まず指摘されたのは、乾燥機の排気を外に逃がす通気口の外側にある“蓋”が閉じたままになっていたということ
通常、この蓋は乾燥機が作動すると内圧で自動的に開く構造ですが、これがなんらかの要因で動かなくなっていたようです
これにより、熱や湿気が外に逃げず、乾燥が機能していなかったのです
我が家は、ベランダの上の方に通気口がありました。この写真のように、乾燥機が作動していないときは閉まっています

原因②:ホースに水が溜まり、重さでたわんでいた
さらに、その外蓋が閉じた状態で使い続けていたせいで、排湿ホースの中に水分が逆流し、水が溜まってしまっていたとのこと
その水の重みで、ホースが途中でたわみ、うまく通気ができない状態になっていたのです
結果、乾燥機の中に熱と湿気がこもり、まったく乾かない…という状態に
アメリカの乾燥機の修理方法と対応
修理業者の方に、
- 通気口の外蓋を清掃・調整して可動状態に
- 溜まった水を抜き、排湿ホースの位置を調整
という作業をしていただきました。作業時間は約30分程度。大掛かりな修理には至りませんでした

機械そのものが壊れていたわけじゃなくてよかった…!!
▼ こうした家電のトラブルもすぐに対応してもらえるのが、アパートのメリットです
まとめ | アメリカ乾燥機の使い方&洗濯物が乾かないトラブル
アメリカの乾燥機は、大容量で強力。洗濯物を干す必要がなく、大きな布団カバーやシーツも一度に回せるので、とても便利です!
この記事がこれからアメリカで生活される方のご参考になれば幸いです
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