日本ではガスコンロやIHが主流ですが、アメリカでは多くの住宅で「電気コンロ(Electric Stove)」が使われています
この記事では、アメリカの電気コンロの基本的な使い方や、IHとの違い、実際に使って感じた注意点を写真付きでわかりやすくご紹介します!
電気コンロとは?IHとなにが違うの?
電気コンロとは、電熱線(コイル)が赤く熱されて、その熱で鍋やフライパンを温める調理器具です
火を使わないため安全性が高い一方で、加熱や温度調整にやや時間がかかるのが特徴です
IHと電気コンロは見た目は似ていますが、異なっている点は以下のとおりです
電気コンロの加熱の仕組み
- 電気コンロ:内部の電熱線が熱くなり、その熱で鍋を温める仕組み(熱伝導)
- IHクッキングヒーター:磁力で鍋自体を直接加熱する仕組み(電磁誘導)
電気コンロで使用できる鍋
IHクッキングヒーターはIH対応の鍋(磁力に反応する素材)しか使えないのに対して、電気コンロはアルミ・銅・セラミックなどほとんどの鍋が使用可能です
アメリカ 電気コンロの基本的な使い方
今回は我が家の電気コンロ(Frigidaire)の写真とともに、使い方を詳しく紹介します!
アメリカでは一般的な、オーブンと一体型となっているタイプです

電気コンロについて
コンロは5口あり、左下は「QUICK BOIL(お湯を素早く沸かすための高火力機能)」、上の中央が「WARM ZONE(保温ゾーン)」です
電気コンロは加熱に時間がかかるので、私はお湯を沸かすとき以外でも、QUICK BOILをメインのコンロとして使っています
ただ、火力が強く焦げつきやすいので注意が必要です

火力調整
火力調整は、ダイヤル式のつまみで行います
二重丸◎マークが電熱線(大)、〇マークが電熱線(小)を意味しています
それぞれでHi~Lowの火力調整ができます

電熱線の大きさ設定は、フライパンやお鍋のサイズに合わせて、使い分けています。こちらは、二重丸◎マークが電熱線(大)を点火した様子です

次は、〇マークが電熱線(小)を点火した様子です。◎マークと比較して、電熱線の円が小さくなりました!

点灯ランプについて
火力調整用のつまみの左側に「Element On」と「Hot Surface」という2つのランプがあります
- Element On:使用しているコンロがあるときに点灯します
- Hot Surface:コンロの表面温度が高いときに点灯します(使用中 or コンロを使用した直後でまだ表面温度が高いとき)
コンロのお掃除は、このHot Surfaceランプが消えてから開始します

電気コンロ使用時の注意点
私が実際に電気コンロを使って感じた注意点は、以下のとおりです
温まりに時間がかかる
加熱したいタイミングを考えて、前もって電源を入れておく必要があります
QUICK BOILコンロを使用しても、加熱十分な状態になるのに3分程度かかります
火力の調整は早めに!(吹きこぼれにも注意)
電気コンロは温まりに時間がかかるのと同様、冷めるのにも時間がかかります
火力を小さくしても、しばらくは直前の火力が続くので、急な温度調整が難しいです
私は弱火で調理したい場合、「始めはフライパンを温めるために強火で加熱して、早めに弱火に変える」 or 「フライパンを浮かせる」ようにしています
また、スイッチをOFFにしても、しばらくは熱が下がりません
料理が完成して火を止めても、同じコンロにフライパンを置いておくと加熱されてしまうので、料理が完成したら別のコンロに移動させています
焦げ跡が残りやすい
吹きこぼしてしまったとき、焦げ跡が残りやすいです
ガスコンロのように凸凹があるわけではないので、拭き掃除自体は楽ですが、焦げ跡が残るとなかなか落ちません

私は慣れるまで、よく火力調整に失敗して豆乳を吹きこぼし、掃除が大変なことになっていました。。
まとめ | アメリカの電気コンロの使い方
アメリカの電気コンロは、日本のIHやガスコンロとは異なり加熱に時間がかかるので、最初は戸惑いました
慣れるまでは工夫が必要ですが、特徴を理解して使えば、コンロの数も多くとても便利です!
この記事が、これからアメリカで新生活を始める方のご参考になれば幸いです
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