【赴任準備】結婚後すぐのパスポート氏名変更|申請時に戸籍がない場合の体験談

パスポート氏名変更 USA Life

通常、パスポートの氏名変更の申請には 戸籍抄本または謄本(6か月以内) が必要です。

しかし、婚姻届提出後に新しい戸籍がまだできていない場合は、例外的に「婚姻届受理証明書」+「(申請時ではなく)交付時に戸籍を提示」でパスポートの氏名変更申請を受け付けてもらえるケースがあります。

この記事では、戸籍が未発行な状況で、パスポートの氏名変更を行うために必要だった書類や手続きの流れを、実体験をもとにご紹介します。

※2024年1月時点の情報です。すべてのパスポートセンターで対応が同じとは限りませんので、パスポートセンターへ事前に相談をすることをおすすめします。
※情報は更新されることがあるため、必ず各都道府県の公式ウェブサイトをご確認ください。

前提

パスポートの記載事項を変更するためには、

①パスポートの記載事項変更を申請しにパスポートセンターへ行き、【申請】
②後日同じセンターへパスポートを受け取りをに行く【交付】

必要があります。

また、急ぎの場合は、オンライン申請よりも窓口での申請を検討するよう、東京都の公式ウェブサイトに記載があります(申請書類に不備があればその場で修正でき、速やかに審査を進めてもらえるため)。

▶ 私個人の状況

  • 2024年1月に東京都(有楽町)のパスポートセンターにて手続きしました。
  • 入籍直前に夫のアメリカ駐在が決まり、VISA申請のために急ぎパスポートの氏名変更が必要でした。
  • 新しい戸籍ができておらず、発行まで待つ時間がなかったので、「結婚届受理証明書」を活用して、窓口にてパスポート申請手続きを行いました。
  • 氏名変更時、有効パスポートを持っていましたが、新たに有効期間10年のパスポートの申請(切替申請)を行いました。
    ※申請時に提示した有効パスポートと残存有効期間が同じの新たなパスポート「残存有効期間同一旅券」を申請することも可能です。それぞれにかかる費用は異なりますので、公式ウェブサイトをご覧ください。

記載事項の変更に必要な書類(婚姻届受理証明書を使う場合)

私が記載事項変更のために求められた書類は以下のとおりです。

申請時に必要な書類

書類名詳細
① 一般旅券発給申請書1通(10年・5年から選択)
※窓口で記入可能
② 婚姻届受理証明書(※1市区町村役場で発行(原本)
※役所で即日発行可能(手数料あり)
※「婚姻届記載事項証明書」ではなく「婚姻届受理証明書」
③ 旧姓のパスポート現在有効なパスポート(氏名変更前)
④ 写真(45mm×35mm)6か月以内に撮影・規格を満たすもの
⑤ 本人確認書類免許証、マイナンバーカードなど(写真付きのもの)
⑥ 急ぎでパスポートを取得する必要があることを証明できる書類夫の勤務先に、アメリカ駐在のため急ぎパスポートを取得する必要がある旨を記載した書面を作成してもらいました。

なお、以下に該当する方は、住民票の写し(1通)が必要です。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

  • 住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方
  • 東京都に住民登録をしていない方が東京都で申請(居所申請)する場合

※1:結婚届受理証明書とは

市区町村役場に提出した結婚届が正式に受理されたことを証明する書類です。

結婚届を提出した窓口で申し出れば、その場で申請・発行してもらえる自治体が多いため、婚姻届を提出したその日に申請・取得するのがスムーズです。

申請先:結婚届を提出した市区町村の役所(区役所・市役所など)
必要書類
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・手数料(数百円〜)
手数料の目安:1通あたり 350円〜450円程度

交付時に必要な書類、手数料

書類名詳細
① 旅券(パスポート)引換書パスポート申請時に、パスポートセンター窓口で受け取れます。
② 戸籍謄本(受け取り時に提出)パスポート受け取り時に必ず持参して提示
③ 手数料(収入印紙交付窓口に行く前に、パスポートセンター受領窓口の近くにある「収入印紙・東京都手数料取扱窓口」にて現金で支払う必要があります。クレジットカード、QRコード決済等で支払うことはできません。
※金額は申請しているパスポートの期限や、によって異なるため、公式ウェブサイトをご覧ください。

手続きの流れ

パスポートセンターでの氏名変更

パスポートセンターに婚姻届受理証明書での受付が可能か、また可能な場合の必要書類を確認する
 ↓

婚姻届提出
 ↓

婚姻届受理証明書を市区町村役所で取得
 ↓

パスポートセンターにて申請(※氏名変更)
 ↓

通常通りの審査・発行(最短で9営業日程度)
 ↓

パスポート受け取り時に戸籍謄本を持参・提示
 – 新しい戸籍に記載された「新姓」が確認できれば受け取り可能

パスポートセンターに関する注意点

▶ 申請窓口が混雑している
私がパスポートセンターへ行った日はいずれもかなり混雑していました。申請時、17時30分頃に有楽町パスポートセンターにて整理番号を発券してから、窓口で番号が呼ばれるまで4時間近くかかりました。交付時は15分程度で受け取りができましたが、申請窓口はやはり混雑していました。

  • 曜日によって受付時間が異なるので注意。
  • 申請受付は、日曜日は営業していません。
  • パスポートを受領できるのは、申請書を提出したパスポートセンターのみです。

東京都については、以下から窓口混雑状況が確認できます。
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/guide/0000001520

《東京都の営業時間》※新宿・有楽町・池袋・立川ともに同じ

申請受付時間
月~水曜日 午前9時~午後7時  
木・金曜日 午前9時~午後5時  
日曜日 受付なし

受領受付時間
月~水曜日 午前9時~午後7時
木・金曜日 午前9時~午後5時
日曜日 午前9時~午後5時

※土曜日・祝日・振替休日・年末年始期間(12月29日~1月3日)は営業していません。
※情報は更新される場合があるかと思いますので、公式ウェブサイトをご覧ください。
※ご参考:東京都 生活文化局「窓口の受付日時と混雑状況」https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/access/0000000427

▶ 必要書類を事前に確認する

私はネットで「婚姻届受理証明書があればパスポートの氏名変更ができる」と知り、そのままパスポートセンターの窓口に行きました。ところが、実際には「急ぎでパスポートが必要であることを証明する書類」も一緒に出す必要があると言われてしまい、結局2回パスポートセンターに足を運ぶことになってしまいました。。

公式ウェブサイトのリンク(東京都)

ご参考までに、東京都の関連リンクを以下のとおりです。

▶ 東京都 生活文化局「パスポート」トップページ
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport

▶ 東京都 生活文化局「申請・受領に必要な書類」
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/documents/0000000421

▶ 東京都 生活文化局「窓口の受付日時と混雑状況」
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/access/0000000427

▶ 東京都 生活文化局「氏名・本籍等に変更があった場合」https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/guide/application/0000000364

まとめ

イレギュラーな状況だと、なかなかネット上でも情報が見つからず、自ら各所に問い合わせる必要があり苦労しますよね。

パスポートセンターによって対応が異なる点もあるかと思いますが、これから海外赴任に向けた準備をする方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

Ann
Ann妻

夫の海外赴任に伴い、2024年からワシントンDC近郊に住んでいます。生活に役立つ情報や最近見つけたお気に入りスポットをご紹介します♩質問や記事のリクエスト等がありましたら問い合わせからご連絡ください!

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