アメリカに引っ越してすぐに困ったことの一つが「洗濯機の使い方」。
我が家に備え付けられていたのは、Electrolux(エレクトロラックス)というアメリカでよく見かけるメーカーの洗濯機です。
この記事では、実際に私が使っているElectrolux洗濯機の使い方を写真つきで分かりやすくご紹介します!
我が家のElectrolux洗濯機:基本構造
前開きタイプのドラム式洗濯機です。洗濯と乾燥は基本的に別で行います。
商品名:300 Series Front Load Washer – 4.4 Cu. Ft.

公式サイト:https://www.electrolux.com/en/p/laundry-care/washers/front-load-washers/ELFW7337AW
なお、アメリカでは多くの地域で洗濯物の外干しが一般的ではなく、乾燥機(dryer)を使用します。私が住んでいるアパートメントでも景観の問題から外干しが禁止されています。
乾燥機の使い方は別記事でご紹介しますね。
使い方 5ステップ
ここからは、洗濯機の使い方を順を追ってご説明します!
①洗剤・柔軟剤を専用トレイに投入
まずは、洗濯物をドラム内に入れたら、洗剤(必要であれば柔軟剤/漂白剤)を専用トレイに入れます。
区画 | 用途 |
---|---|
左(Detergent Wash) | 洗剤(HE液体or粉末) |
右上(Liquid Bleach) | 漂白剤(液体) |
右下(Fabric Softener) | 柔軟剤(液体) |

②電源ON・モード選択
電源を入れたら、「cycles」ボタンを押して、洗いたいものに合ったモードを選びます。
heavy duty:汚れがひどい服を洗う強力なモード
normal:通常モード
delicates:やさしく洗いたい服用のモード
rinse & spin:すすぎと脱水だけを行うモード
clean washer:洗濯槽洗浄

③水温(Temp)を選択
水温を Hot/Warm/Cold から選びます。水温を正しく選ぶことで、衣類を傷めずに、しっかり汚れを落とすことができます。
例えば:
hot(高温):白いタオルやシーツ、油汚れのついた服。ばい菌も減らせて清潔になります。
warm(中温):色柄物や普段着など、ふつうの洗濯
cold(冷水):デリケートな服や縮みやすい素材、色落ちしやすい物
Hotでデリケートな衣類等を洗濯すると、縮むことがあるので注意が必要です。

④オプション設定(必要なら)
必要に応じて追加機能も選択可能です。
▶ Soil(汚れ具合の選択)
使い方:洗濯コースを選んだあと、操作パネルの「Soil」ボタンを押すと、Heavy → Normal → Lightと順に切り替わります。
heavy:しっかり汚れている服(例:外遊びした子どもの服、泥や油がついた作業着など)に使います。洗い時間が長くなり、力強く洗ってくれます。
normal:普段の洗濯に最適。特別に汚れていないTシャツやタオルなどに向いています。
light:少しだけ着た服や、軽く汗をかいたシャツなど、軽い汚れ向け。洗い時間が短く、省エネになります。
▶ Spin(脱水の強さ)
使い方:「Spin」ボタンを押して脱水の強さを選びます。
high(強):しっかり脱水されるので、乾きが早くなります。タオルやジーンズなどに向いています。
medium(中):脱水はほどほど。ふつうの服や色柄物にちょうど良い強さです。
no spin(脱水なし):脱水を行いません。デリケートな服やシワをつけたくない服におすすめです。
▶ Extra Rinse(すすぎを1回追加)
使い方:「Extra Rinse」ボタンを押すだけで設定できます。
こんなときに便利:
- 洗剤を多めに入れてしまったとき
- 肌が弱くて、洗剤残りが気になるとき
- 赤ちゃんの服を洗うとき
▶ Delay Start(開始時間を遅らせる)
使い方:「delay start」ボタンを押す→「cycle」ボタン押して何時間後にスタートするかを選ぶ→「set」ボタンを押す(例:30分後、60分後、90分後、2時間後、4時間後など)。
▶ Lock(操作ロック)
操作パネルをロックして、途中でボタンが押されないようにします。
使い方:ボタンを長押し(多くの場合は数秒)するとロック/解除ができます。機種によって違う場合があるので、表示や説明書も確認してください。
こんなときに便利:
- 小さなお子さんがいるご家庭で、いたずら防止に
- 誤って途中でモードを変更しないようにしたいとき

⑤スタートボタンを押す
すべての設定が完了したら、スタートボタンを押します。
我が家は「Normalモード、TempはWarm、SpinはMedium」で洗濯することが多いです!シーツはHotで洗っています。
洗濯が終了したら、乾燥機に移します。
洗剤の選び方と注意点
HEマークのついた高効率洗剤を使う
HEマークの付いた洗濯機を使う際は、HEマークのついた高効率洗剤を使う必要があります。これは洗濯機の仕組み上、泡が少なく済む洗剤でないと故障の原因になることがあるためです。
アメリカでよく見かけるHE対応洗剤はこちらです。
- Tide: 洗濯力が高く、香りのバリエーションも多い
- Gain:香りが長持ちする人気の洗濯洗剤
- Arm & Hammer: 自然素材に近く、価格も手ごろで人気
- All Free Clear: 無香料で敏感肌向け。こどもがいる家庭におすすめ
- Seventh Generation: 植物成分主のエコに配慮した商品
▶ 日本の洗剤は使える?
日本でよく使われる液体洗剤は泡立ちやすいため、そのまま使うとトラブルのもとになる可能性が高いです。
洗剤が冷水に対応しているかチェック!
洗剤を選ぶときは、冷水(Cold Water)に対応しているかどうかを確認しましょう。以前、アメリカでは「温水(Hot/Warm)」での洗濯が主流だったため、冷水非対応の洗剤があります。
パッケージに「Coldwater」や「All temperatures」と書かれていれば、冷たい水でも使えます。
逆に、アメリカで売られている洗剤の中には、冷水専用のものもあります。こうした洗剤は、お湯(Hot)やぬるま湯(Warm)で使うと、洗剤の効果が落ちたり、成分が服に残ってしまうことがあるため注意が必要です。パッケージに「For Cold Water Only」等の記載があれば、冷たい水専用洗剤となります。
▶ 冷水【対応】の洗剤
=Cold/Warm/Hot どれでもOKなタイプ
表記例:「Works in all temperatures」「Effective in cold water」など
▶ 冷水【専用】の洗剤
=Cold water 洗濯に特化した設計
表記例:「For cold water only」「Optimized for cold wash」など
我が家のおすすめ洗剤
我が家では、液体タイプのTideの洗濯用洗剤を使っています!
お湯(Hot)/冷水(Cold)どちらでも使えます。パッケージ裏面に「cleans tough stains in cold water」との記載があるとおり、冷水でも汚れがしっかり落とせています!
香りはラベンダー。他のTideの洗剤も試しましたが、こちらは香りが強すぎないので気に入っています。我が家は柔軟剤は使用していません!

公式サイト:https://tide.com/en-us/shop/type/liquid/tide-zero-soft-lavender-liquid
▶ 洗剤の量
下図の中央部分に、洗剤を入れる量について記載があります。我が家はいつも洗濯機の半分~2/3くらいまで洗濯物を入れて、キャップの線1まで洗剤を入れています。
表記 | 用途 |
---|---|
Medium Load(中量) | キャップの線1まで |
Large Load(多め) | キャップの線3まで |
HE Full Load(大容量HE用) | キャップいっぱい(線5) |

まとめ
アメリカの洗濯機は大容量なのでたくさんの洗濯物を一度に洗えて、とても便利です!私自身、最初は洗濯機の操作方法や洗剤について悩みましたので、この記事がこれからアメリカ生活をスタートされる方の参考になれば幸いです。
《ご参考》洗濯槽のお掃除方法について
Coming soon…
《ご参考》乾燥機の使い方
Coming soon…
コメント